世界からいちばん離れた場所で
君と一緒に夜空を見上げよう
僕らが生きるこの浮世が
静かな永久(とわ)の眠りについて
新たな産声を上げる瞬間に

冷たい風は二人の体を冷やして
この心の熱さえ奪っていきそうだけど
繋いだ掌から伝わる温もりだけで
僕はどうしようもなく幸せでいられるんだ

誰も見ていない空の下で
ちいさな口づけを交わそうか
誓いと呼べるほど重くはなく
戯れと呼べるほど軽くはない口づけを

いま産声を上げたばかりの浮世が
僕と君と僕らの大切な人達にとって
どうか幸せなものでありますようにと