疲れを癒す術を知らない世界に、疲れた躰で人々は辿り着く 耐える事を知らない悲しみに溺れ、置き去りの過去を貪る様に集める どこへ行きたかったのか。何を夢見たかったのか 突きつけられる現実に淫し、盲目の愛をさらけ出す躰に 私は何もする事が出来ず、ただそこに佇むしか無い 聞こえうる全ての音を閉ざそうと、私は強く耳を塞ぐ 頭の中に響く無数の声が、よりいっそう私を苦しめる